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【辛口レビュー】仮想通貨取引所コインチェックのメリット・デメリットを徹底解説

コインチェック メリット・デメリット サムネ

・コインチェックって有名で人気みたいだけど、実際どうなの?
・コインチェックは手数料高いって聞くけど、他と比べてどう?

上記の様な悩みを持っている方向け。

本記事の内容

  • コインチェックの特徴
  • コインチェックのメリット・デメリット
  • コインチェックが向いている人の特徴

この記事では、オススメされることが多い国内の仮想通貨取引所「コインチェック」の使用感や、メリット・デメリットについて忖度なしにガチレビューしていきます。

僕自身、複数取引所を持っていますが、コインチェックも使っています。

そのため、実際に使っているユーザー目線をお届けできると思うので

実際コインチェックってどうなの?

と疑問を持っている方は、是非見ていってください。

仮想通貨取引所コインチェックの特徴・概要

名称 コインチェック
取扱銘柄数 18種類(取引所:6種類)
入金手数料 銀行振り込み:無料 コンビニ入金・クイック入金:770円
出金手数料 407円
送金手数料 通貨による (BTC → 0.0005BTC)
「販売所」取引手数料 無料
「取引所」取引手数料 通貨による(BTC,  LSK, MONA, OMGは無料)
運営会社 コインチェック株式会社
親会社 マネックスグループ株式会社

まずは、ざっくりコインチェックの特徴について解説していきます。

コインチェックの特徴は、下記の6つが挙げられます。

東証一部上場企業「マネックスグループ」が親会社

国内取引所の中では、トップクラスに知名度が高い

取扱銘柄数が多い

仮想通貨の積立サービスがある

貸仮想通貨サービスの利率が高め

レバレッジ取引はできない

仮想通貨投資をする上での「安心材料」が多い取引所だと思います。

ユーザーからのコインチェックへの評判は

知名度がトップクラスに高い大手の取引所
手数料がかなり高い
デザインが良くて、使いやすい

だいたいこんな感じですね。

中でも、特によく言われるのが「コインチェックは手数料が高い」です。

これは「販売所」で通貨を買う場合は手数料が高い、という意味なんですが、その意味をしらずに

コインチェックは手数料が高いから使わない方が良い

と言うのは違います。

※仮想通貨を買う場合「販売所」で買うか「取引所」で買うかを選ぶんですが、この内容については後述します。

とはいえ、販売所で買う際の手数料が高いのは事実。

ただ、どこの仮想通貨取引所でも長所・短所は存在します。

なので、僕は「用途別に取引所を使い分けること」が大事だと思っています。

「なるべく1つの取引所で完結させたい」っていう、気持ちもわかりますよ?

複数の取引所を使い分けるのは面倒くさいなぁ

と思う気持ちもわかるんですが、仮想通貨投資において、資金を分散させることは結構大事なことなんですよ。

「卵を1つのカゴに盛るな」という言葉がありますが、まさにその通りで「1つの取引所に資金を全部預けておく」ことにはリスクがあるんですよね。

なので、リスクヘッジも兼ねて用途別に取引所を使い分けることをオススメします

こないだのFTX破綻事件を知れば、取引所を使い分けることの重要性が分かると思います。

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【素でエグい】FTX破綻から学ぶ今後の仮想通貨取引で大事なこと【DL用語多めで解説】

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そして、その使い分ける取引所の1つとして「コインチェックはどうなのか」を、これから解説するコインチェックのメリット・デメリットを見て判断してもらえればなと思います。

【仮想通貨取引所】コインチェックを使う際のデメリット

コインチェックを使う事で感じるデメリットは、主に下記の4つです。

手数料(スプレッド)が高い

取引所形式で買える銘柄が少ない

電話でのサポート対応がない

レバレッジ取引ができない

それぞれ解説していきます。

手数料(スプレッド)が高い

コインチェックを使うデメリットの1つ目は「手数料(スプレッド)が高い」です。

まず「コインチェックの手数料が高い」を正しく理解する為には「スプレッド」という言葉の意味を知る必要があります。

スプレッドというのは、「販売所」の購入価格と売却価格の差額のこと、を言います。

「販売所」って何?コインチェックの取引所のこと?

こんな疑問を持つ方向けに、簡単に解説すると

まず、仮想通貨を買うパターンは「販売所」で買うか「取引所」で買うかの、2パターンがあります。

販売所は「ユーザーと取引所」で売買をする形式。取引所は「ユーザー同士」で売買をする形式。こんなイメージですね。

販売所と取引所のイメージ

どちらの形式でも仮想通貨を買えるんですけど「販売所」で買ってしまうと、少し損をしてしまうんです

その理由に関係するのがスプレッドです。

販売所では通貨の「購入価格」と「売却価格」に差が出てしまうんですよね。

具体例を見た方が早いと思うので、まずは下記を見て下さい。

コインチェック 販売所での購入価格

上記を見ると、コインチェックの「販売所」で1BTCを買う際の価格は「243万5,400円」です。

次に、コインチェックの「販売所」で1BTCを売る際の価格を見て見ましょう。

コインチェック 販売所の売却価格

はい。売却価格は「229万3,000円」ですね。

差額はなんと「14万2,400円」もあるんです。

これはつまり、販売所で1BTCを買った場合、購入した時点でいきなり約14万円程損をしている、と言うことになるんですよね。

なので、なるべく通貨を購入する場合は「取引所」で買うことをオススメします。

あと「コインチェックのアプリに取引所が用意されていない」こともデメリットですね。

そうなんです。コインチェックのアプリには「販売所」しか用意されていないんです。

コインチェック スマホアプリ

外出先で「急いで通貨を買いたい or 売りたい」っていう時に、アプリに取引所がないのは残念ですよね。

取引所形式で買える銘柄が少ない

コインチェックを使うデメリットの2つ目は「取引所形式で買える銘柄が少ない」です。

コインチェックの「取引所」で買える銘柄は、下記の6つしか用意されていません。

コインチェック 取引所形式で買える銘柄

先ほど

仮想通貨はなるべく「取引所」で買うべき

と、解説しました。

しかし、自分の買いたい銘柄が取引所になければ、必然的に「販売所で買う」しか方法は無くなります。

「販売所で買う」=「割高で仮想通貨を買う」ということなので「取引所形式で買える銘柄が少ない」というのはデメリットなんです。

国内の主要取引所と比べて見ると、コインチェックの「取引所」対応銘柄数の少なさが分かると思います。

コインチェック:6種類

ビットフライヤー:6種類

ビットバンク:22種類

GMOコイン:21種類

ビットポイント:10種類

DMMビットコイン:15種類

よく

「〇〇の取引所は取り扱い銘柄数が多い」

と解説してしている記事を見かけると思うんですが、あれは「販売所」で取り扱っている銘柄数のことを言っているんですよね。

基本的には「販売所」の方が「取引所」より対応銘柄が多い傾向にあります。

例えばコインチェックの「販売所」の取り扱い銘柄数は18種類です。

コインチェック 取扱銘柄

コインチェックの取り扱い銘柄数は18種類と、国内では高い水準です

と解説している記事があったとしても、これはもちろん間違いではないです。

18種類取り扱っていることに、間違いはないので。

ただ、この場合「取引所で購入できる通貨が18種類ある」という訳ではないことを理解しておきましょう。

取引所を選ぶ際は「買いたい銘柄が取引所で取引できるか」を見る様にしてください!

電話でのサポート対応がない

コインチェックを使うデメリットの3つ目は「電話でのサポート対応がない」です。

※不正ログインがあった際に、緊急でアカウント凍結を行う電話窓口はあります。

基本、コインチェックのサポートは「チャットボット」か「メール対応」です。

不明点を電話ですぐに質問・解決したい

と感じても、電話対応していないのはデメリットですよね。

また、メール対応も遅いです。

早い時は1日で返ってくることもありますが、基本的には返信がくるまで2~4日程かかります

また、土日祝日を挟むとさらに返信が遅れることも

そのようなサポート体制なので「コインチェックのサポートに関する良い評判」は少ないです。

レバレッジ取引ができない

コインチェックを使うデメリットの4つ目は「レバレッジ取引ができない」です。

レバレッジ取引って何ですか?

っていう方向けに解説すると、レバレッジ取引とは「お金を証拠金として口座に預けて、口座に入れた金額の何倍もの金額を取引できる方法」のことです。

例えば、10万円の証拠金に対して2倍のレバレッジをかけると、20万円分の取引ができる様になります。

当然、利益も2倍になりますが、損失も2倍に

つまり、ハイリスクハイリターンな取引方法ということです。

別にレバレッジ取引をするつもりはないなあ

こんな方には関係ないデメリットですが、そうじゃない方にとっては大きなデメリットですね。

「仮想通貨でレバレッジ取引をしたい」と考えている方は、コインチェックとは別の取引所を検討した方がいいと思います。

具体的には「bitFlyer」や「GMOコイン」「フォビジャパン」などが、レバレッジ取引ができる取引所の中でオススメです。

コインチェックは過去にハッキングされたみたいだけど大丈夫?

結論、今のコインチェックのセキュリティは強固になっているので、ある程度安心していいと思います。

※「100%安心」という訳ではありません。

以前、コインチェックはハッキング被害に遭っていて「NEMが約580億円相当盗まれた」と、当時大きなニュースになりました

原因は、顧客資産を「ホットウォレットに保管していたから」と言われています。

ホットウォレットってなんですか?というか、そもそもウォレットって?

こんな疑問を持っている方に向けて説明すると、まずウォレットというのは、仮想通貨を保管しておく「お財布」の様なものです。

そして、ウォレットは主に「ホットウォレット」と「コールドウォレット」の2種類に分けられます。

それぞれの違いは、下記の通り。

  • ホットウォレット → インターネットに接続されている、オンラインのウォレット。
  • コールドウォレット → インターネットに接続されていない、オフラインのウォレット。

ホットウォレットは、インターネットに接続されているので利便性は高いんですが、その分ハッキングリスクが高まります

逆に、コールドウォレットはインターネットに接続されていないので、利便性は落ちますがハッキングリスクは抑えられます

「ホットウォレット」と「コールドウォレット」は、トレードオフの関係にある、ということですね。

金融庁は仮想通貨取引所に対して「コールドウォレットでの管理を推奨」していますが、当時のコインチェックはホットウォレットで管理していて、そこを狙われた感じです。

しかし、事件以降下記の様な対策を行い、今では「国内の取引所を代表する存在」にまで大きくなっています

コールドウォレットでの管理

2段階認証

マネックスグループの傘下へ

顧客資産の分別管理

財務情報の開示

また、被害に遭ったNEM保有者には、しっかり「保有額に相当する日本円」を補填していました。

ただ、中には

算出価格が安すぎる。
日本円で返されても困る。

という、不満の声も多かったです。

また、

「NEM以外の通貨も売買・送金の停止」「日本円の出金が停止」されるのは困る

という声もありました。

この不満はもっともだと思います。僕も同じ立場だったら、同じ気持ちになるでしょう。

ただ、FTXの破綻の時もそうだった様に「取引所・資産を分散」させておけば、ある程度被害を避けられたんですよね。

通貨の売買ができないのは、機会損失になるなあ…

これも、取引所をいくつか持っておけば、回避できたはず。

ここまで読めば「取引所や資産を分散すること」の重要性がよくわかると思います。

話が少し逸れちゃいましたが、僕が伝えたいことは「仮にハッキングされても基本的に補填される」ということです

また、事件当時は傘下に入っていませんでしたが、今では東証一部上場企業「マネックスグループ」の子会社です。

それに、コインチェックは一度ハッキング被害に遭っているので、

「もう一度ハッキングされたら信用が無くなってまう…!!!」

という危機感を持っているはずなので、逆に信頼できるのかなと思います。

なので、以前ハッキングに遭ったコインチェックですが、今はある程度安心して利用出来ると思います。

【仮想通貨取引所】コインチェックを使うメリット

「コインチェックを使う際のデメリット」を多く挙げましたが、もちろんメリットもあります。

コインチェックのメリットは、主に下記の3つです。

圧倒的なUIの良さ

ビットコイン(BTC)の取引手数料が無料

デザインがシンプルで見やすい&操作しやすい

それぞれ解説していきます。

圧倒的なUIの良さ

コインチェックを使うメリットの1つ目が「圧倒的なUIの良さ」です。

僕は、コインチェック以外の取引所も使っているんですが、他と比べてもやはりコインチェックのUIは圧倒的に良いです。

それに、コインチェックのベースカラーに使われている色が、何とも言えない緑色なんですが、これが良い色なんですよ。

コインチェック スマホ画面

スマホの画面とか、デザイン良くないですか?

アプリデザインが良いと、アプリを開く度にテンションが上がります。

「デザインが良い、アプリを開くたびにテンションが上がる」っていうのは、けっこう大事な要素だと思うんですが、どうですか?

もちろん、他の条件の方が大事なのはわかるんですが、やっぱり見た目って大事じゃないですか。

コインチェックなら、電車とかで「アプリを開いてチャートを眺めるだけ」でドヤ顔できますよ。(笑)

自分のスマホ画面を横目で見られた時に「お、なんかこいつすげえ」と思われたい方には、オススメです。

ビットコイン(BTC)の取引手数料が無料

コインチェックを使うメリットの2つ目が「ビットコイン(BTC)の取引手数料が無料」です。

コインチェックの「取引所」なら、ビットコインを手数料無料で取引できます

いくら買ったり、売ったりを繰り返しても手数料が発生しないので、

手数料を抑える為に、まとめて取引しないとな…

みたいなことを考える必要がなくなります。

僕は、ビットコインを買う場合はコインチェックで買っているんですけど、手数料のことを一切考えなくて良いので楽ですね

ビットコインをお得に買いたい方は、コインチェックがオススメです。

デザインがシンプルで見やすい&操作しやすい

コインチェックを使うメリットの3つ目が「デザインがシンプルで見やすい&操作しやすい」です。

先程「圧倒的にUIが良い」と話しましたが、コインチェックはデザインがシンプルでもあるので、操作しやすいです

なので、仮想通貨初心者の方や操作に不安を持っている方は、コインチェックがオススメです。

また、

チャート画面が見やすい!

という声が多いです。他の国内取引所だとチャートが見づらいところもあるので、この点はメリットと言えます。

チャート画面はこんな感じ。

コインチェック チャート画面

暗い背景に、緑と赤が映えてて見やすいです。

やっぱり「使いやすさ」って大事ですよ。

例えば、めちゃめちゃ気に入っている服があったとして。

その服の着心地が悪かったら、最初は我慢して着ていたとしても、だんだん着なくなっていきますよね?

※僕は服好きなんですが、何回もこの失敗をしています、、

それと同じで、いくら手数料などの条件が良かったとしても、使いづらかったら

別の取引所に変えよっかな…

と、なります。

なので、取引所を選ぶ時は「使いやすさ」も加味して選んでみて下さい。

ただ、口座開設は基本どこでも無料なので「使ってみて微妙だったら他のとこ使お」的なノリで全然OK。

あんまり難しく考えすぎない様にしてください。

コインチェックに向いている人の特徴

そして、ここまでで解説したメリットから「コインチェックに向いている人の特徴」を考えると、以下の人が挙げられるかなと思います。

仮想通貨初心者

ビットコイン(BTC)をメインに買いたい人

デザイン・使いやすさを大事にする人

あ、あとメリットとして挙げませんでしたが

コインチェックは知名度が国内取引所の中でトップクラス」です。

なので

知名度が高い・みんなが使っている取引所を使いたいな

と、考えている人にもコインチェックは向いているのかなと、思います。

やはり「知名度が高い・多くの人が使っている」というのは、安心感に繋がりますよね。

僕が初めて口座開設した取引所もコインチェックでした。

最初にコインチェックを開設した理由は「YouTubeの松田翔太の広告を何回も見てたから」ですね。

とりあえず、コインチェックでいいか。松田翔太かっこいいし。

こんなノリで、口座開設したのを覚えています。(松田翔太がかっこいいからと言って、何か機能がよくなる訳ではないんですけどね)

なので、重複してしまいますが、口座開設は気楽に考えてOKです。

ここにあまり時間をかけ過ぎない様にしましょう。

時間は有限なので。

まとめ:仮想通貨取引所コインチェックのメリット・デメリット

コインチェックのメリット・デメリットについて、解説しました。

「手数料が高い」という評判が多いコインチェックですが、メリットも多いことが分かりましたでしょうか。

「取引所1つですべてを完結させたい」場合には役不足かもしれません。

しかし、リスクヘッジを考えると「取引所は分散させるべき」なので、その分散先の1つとして考えればコインチェックはオススメです。

僕は、主にビットコインを買うための取引所として使っています。

なので、コインチェックで口座開設をするか迷っている方は、ぜひこの記事を参考に検討してみて下さい。

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コインチェック 口座開設

口座開設手順が不安な方は、下記の記事を参考に進めてください。

コインチェック口座開設手順

コインチェック イメージ画像
【スマホあり】コインチェックの口座開設の方法をわかりやすく解説【約10分】

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  • この記事を書いた人

あやと

脱サラを目指す高卒低学歴の24歳。副業Webライター兼副業ブロガー。2022年から仮想通貨の学習・購入を開始。仮想通貨やDeFiの情報を中心に発信。

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